展開計画 - ストーリー
この【出来事】は概ね≪烏麦六夏≫を中心として記録されるが、時系列は数年単位で前後する。注意されたし。
遂行日程 - あらすじ
【灯火】の丁丙のもとに現れた一人の少女。
滅びたはずの【月】の名を名乗り、その上で「ある目的の為に力を貸して欲しい」「有能な助手を一人つけてほしい」と要望する少女に丙は頭を悩ませるが、やがてある人物の名前を思い出し――
≪六夏/過去≫
それは中学時代の終焉。
【憧れ】を信じて突き進んできた烏麦六夏は、自分の力ではどうしようもできない大きな歪みに出遭う。
「友達になってみない?」
烏麦六夏にそう誘われた転校生・鬼樫眼子は、けれどその言葉を拒絶して逃げ出してしまう。
本心では友達が欲しいのに、逃げ出した眼子には暗い過去があって。けれどもその過去が這い上がるように、眼子を怪事が襲い――
六夏と違って、自分はなんの力もない。なにも与えることができない――
そんな思いを抱え始めた眼子は、一度も顔を見たこともないクラスメート・童河裁子のことが気になりはじめる。
学校でなにかがあったわけでもなく、ゴールデンウィークを境に時折保健室に姿を見せるのみとなってしまった裁子には、ちょっとした秘密があって――
三年生になった六夏と眼子は、"クビカリ様"という存在にまつわる投書を受けて行動を開始する。
しかし鬼伐山斬子らを頼って行った神逆神社で、彼女らは"大きな歪み"に遭遇してしまい――
≪六夏/現在≫
あれから四年。六夏は、古霊町を出て大学生になっていた。
眼子らとも離れて久しいそんな中、六夏は奇妙な狐面の一団が自分の周囲を嗅ぎまわっていることに気付く。
そんなある日、六夏は岩塚柚葉から不審なメッセージを受信し、更には【灯火】の丁丙から招集を受け――
丙の招集から一週間後。準備を整えた六夏は、【灯火】のシェルターで保護している「【逆月】の成功例」の護送任務に就く。
敵の目を欺くために編成された複数の囮護衛団が同時多発的に陸路・空路・海路を行く中、六夏は本物の護衛対象と共に西を目指して鉄道の旅。
そうして目的地に辿り着こうかという頃、六夏の前に現れたのは――
夜行列車で【逆月】のマワリと交戦する六夏は敵の強大な力に翻弄・圧倒されていく。
だがいよいよ窮地に陥ったとき、六夏は自分の意図にない超常の能力を発現させ――
please wait.