山桜花 ヤマザクラ
とある島国の北方にある小さな国の辺境の村に住む少女。元々捨て子であったが、猟師の白鷺(シラサギ)に拾われ育てられた。
六つになったばかりの春、己の出生にまつわる秘密と過酷な運命に直面する。
朔夜月 サクヤヅキ
山桜花が都で出会う同い年くらいの少女。過酷な運命を強いられる山桜花に、何故か優しく接する。
周囲の大人たちにはセオの巫女と呼ばれている。
夕月 ユウヅキ
猟師白鷺の子で、山桜花の義兄(あに)。幼い山桜花を過酷な運命から救い出そうと奔走するが――